服部嵐雪の俳句まとめ ― 生涯・作風・名句・俳句一覧 ―
服部嵐雪とは(プロフィール)
服部嵐雪(はっとり らんせつ/1654–1707)は、芭蕉門の俊才として知られる俳諧師。上方の風流と江戸の町人気質をあわせ持ち、優美で気品あることばとしみじみとした情趣を併せた作風が特徴です。
名月や季節の鳥、花を題材に、静かな余情を残す句を多く残しました。
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※ランキングは、当サイト内のアクセス数(直近データ)とことばあそびの詩唄での内部評価(わたぼうし調べ)をもとにしています。
🥇 第1位
名月や 歌人に髭の なきがごと
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🥈 第2位
つくり木の 糸をゆらすや 秋の風
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🥉 第3位
鈴鴨の 声ふり渡る 月寒し
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✔嵐雪の魅力が凝縮された3句です。
それぞれの背景や味わいは、解説記事でゆっくりお楽しみください。
季節から嵐雪の句を楽しむ
🌸 春の句へ
春の句一覧
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胸にやわらぐ光、
芽吹きの気配をたどる季節。

🌻 夏の句へ
夏の句一覧
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強い陽ざしと
生命の鼓動が響く、躍動の季節。

🍁 秋の句へ
秋の句一覧
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静まる風に色づく日々、
深まりゆく情緒の季節。

❄ 冬の句へ
冬の句一覧
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澄んだ空気と
静けさに包まれる、深い余白の季節。

服部嵐雪の俳句一覧(季節別・当サイト掲載分)
※当ページでは「ことばあそびの詩唄」で紹介した服部嵐雪の俳句を、春・夏・秋・冬の季節順にまとめています。
🌸 春の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 逢坂は 関の跡なり 花の雲 | 花の雲 | 春 | 解説ページへ |
| うぐひすに ほうと息する 朝(あした)哉 | 鶯 | 春 | 解説ページへ |
| 巡礼に 打まじり行く 帰雁(きがん)かな | 帰雁 | 春 | 解説ページへ |
| 酒くさき 人にからまる こてふ哉 | 胡蝶 | 春 | 解説ページへ |
| うまず女の 雛かしづくぞ 哀なる | 雛 | 春 | 解説ページへ |
🌻 夏の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 簔干して 朝々ふるふ 蛍かな | 蛍 | 夏 | 解説ページへ |
| 空は墨に 画竜覗きぬ ほととぎす | 時鳥 | 夏 | 解説ページへ |
| 山鳥の おろおろなきや 五月雨 | 五月雨 | 夏 | 解説ページへ |
| 老ひとつ これを荷にして 夏衣 | 夏衣 | 夏 | 解説ページへ |
| しだり尾の 長屋長屋に 菖蒲哉 | 菖蒲 | 夏 | 解説ページへ |
🍁 秋の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| つくり木の 糸をゆらすや 秋の風 | 秋の風 | 秋 | 解説ページへ |
| 七夕や ふりかはりたる あまの川 | 七夕 | 秋 | 解説ページへ |
| 盆迄は 秋なき門の 灯籠哉 | 灯籠 | 秋 | 解説ページへ |
| 名月や 歌人に髭の なきがごと | 名月 | 秋 | 解説ページへ |
| 寐て起て 又寐て見ても 秋の暮 | 秋の暮 | 秋 | 解説ページへ |
❄ 冬の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 霜の菊 杖がなければ おきふしも | 霜の菊 | 冬 | 解説ページへ |
| 鈴鴨の 声ふり渡る 月寒し | 鈴鴨 | 冬 | 解説ページへ |
| 鶴の声 菊七尺の ながめかな | 鶴 | 冬 | 解説ページへ |
| 此下に かくねむるらん 雪仏 | 雪仏 | 冬 | 解説ページへ |
| いづれもの 猫なで声に 年の暮 | 年の暮 | 冬 | 解説ページへ |
