種田山頭火の俳句まとめ ― 生涯・作風・名句・俳句一覧 ―
種田山頭火とは(プロフィール)
種田山頭火(たねだ さんとうか, 1882–1940)は、行乞流転の旅を続けた自由律俳句の代表的な俳人です。定型にとらわれない「分け入っても 分け入っても 青い山」などの句で、さびしさや救済への思いをそのまま言葉にしました。有季のしっかりした句から、季語を持たない無季・自由律まで、心の揺れを率直に写し取った作品が多く残されています。
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※ランキングは、当サイト内のアクセス数(直近データ)とことばあそびの詩唄での内部評価(わたぼうし調べ)をもとにしています。
🥇 第1位
分け入っても 分け入っても 青い山
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🥈 第2位
しぐるるや しぐるる山へ 歩み入る
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🥉 第3位
ほろほろ ほろびゆく わたくしの秋
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✔ 山頭火の魅力が凝縮された3句です。
それぞれの背景や味わいは、解説記事でゆっくりお楽しみください。
季節から山頭火の句を楽しむ
🌸 春の句へ
春の句一覧
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胸にやわらぐ光、
芽吹きの気配をたどる季節。

🌻 夏の句へ
夏の句一覧
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強い陽ざしと
生命の鼓動が響く、躍動の季節。

🍁 秋の句へ
秋の句一覧
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静まる風に色づく日々、
深まりゆく情緒の季節。

❄ 冬の句へ
冬の句一覧
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澄んだ空気と
静けさに包まれる、深い余白の季節。

△ 無季の句へ
無季の句一覧
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季語を持たない、
より自由なリズムの句を集めました。

種田山頭火の俳句一覧(俳句リスト)
※俳句ごとの季語と季節、解説ページへのリンクをまとめています。
🌸 春の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 気まぐれの 旅暮れて桜 月夜なる | 桜 | 春 | 解説ページへ |
🌻 夏の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 生まれた家は あとかたもない ほうたる | 蛍 | 夏 | 解説ページへ |
| サイダーの 泡立ちて消ゆ 夏の月 | サイダー | 夏 | 解説ページへ |
| 月に浮ぶや 浴衣模様の 濃き薄き | 浴衣 | 夏 | 解説ページへ |
| 崖撫づる 水ゆくとなき 蝉時雨 | 蝉時雨 | 夏 | 解説ページへ |
| 波追うて 騒ぐ児ら浦の 夏活きて | 夏 | 夏 | 解説ページへ |
🍁 秋の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 霧島は 霧にかくれて 赤とんぼ | 赤蜻蛉 | 秋 | 解説ページへ |
| 尾花ゆれて 月は東に 日は西に | 尾花 | 秋 | 解説ページへ |
| 曼珠沙華のみ 眼に燃えて 野分夕空し | 曼珠沙華 | 秋 | 解説ページへ |
| ほろほろ ほろびゆく わたくしの秋 | 秋 | 秋 | 解説ページへ |
| 思ひはぐるる 星月夜 森の心澄む | 星月夜 | 秋 | 解説ページへ |
| 円い月が ぽかと出て 対岸灯し初めし | 月 | 秋 | 解説ページへ |
| 鉄柵の中 コスモス咲きみちて 揺る | 秋桜 | 秋 | 解説ページへ |
❄ 冬の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| しぐるるや しぐるる山へ 歩み入る | 時雨 | 冬 | 解説ページへ |
| ふるさとは あの山なみの 雪のかがやく | 雪 | 冬 | 解説ページへ |
△ 無季の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 夕立や お地蔵さんも わたしもずぶぬれ | 無季 | 無季 | 解説ページへ |
| どうしようも ないわたしが 歩いている | 無季 | 無季 | 解説ページへ |
| 酔うて こほろぎと 寝ていたよ | 無季 | 無季 | 解説ページへ |
| 焼き捨てて 日記の灰の これだけか | 無季 | 無季 | 解説ページへ |
| 分け入っても 分け入っても 青い山 | 無季 | 無季 | 解説ページへ |
