山口誓子の俳句まとめ ― 生涯・作風・名句・俳句一覧 ―
山口誓子とは(プロフィール)
山口誓子(1901–1994)は「天狼」創刊や新興俳句運動で知られる俳人。大胆な季語操作、鋭い観察、都市的な感性を兼ね備え、硬質でスタイリッシュな新時代の俳句を切り開きました。その句は静と動、自然と都市が衝突する独自の世界を形づくっています。
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※ランキングは、当サイト内のアクセス数(直近データ)とことばあそびの詩唄での内部評価(わたぼうし調べ)をもとにしています。
🥇 第1位
突き抜けて 天上の紺 曼珠沙華
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🥈 第2位
海に出て 木枯らし帰る ところなし
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🥉 第3位
かりかりと 蟷螂蜂の 皃を食む
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✔誓子の魅力が凝縮された3句です。
それぞれの背景や味わいは、解説記事でゆっくりお楽しみください。
季節から誓子の句を楽しむ
🌸 春の句へ
春の句一覧
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胸にやわらぐ光、
芽吹きの気配をたどる季節。

🌻 夏の句へ
夏の句一覧
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強い陽ざしと
生命の鼓動が響く、躍動の季節。

🍁 秋の句へ
秋の句一覧
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静まる風に色づく日々、
深まりゆく情緒の季節。

❄ 冬の句へ
冬の句一覧
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澄んだ空気と
静けさに包まれる、深い余白の季節。

山口誓子の俳句一覧(季節別・当サイト掲載分)
※当ページでは「ことばあそびの詩唄」で掲載した俳句を季節順にまとめています。
🌸 春の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 麗しき 春の七曜 またはじまる | 春 | 春 | 解説ページへ |
| 流氷や 宗谷の門波 荒れやまず | 流氷 | 春 | 解説ページへ |
| 名ある星 春星として みなうるむ | 春星 | 春 | 解説ページへ |
| 桜さく 前より紅気 立ちこめて | 桜 | 春 | 解説ページへ |
| 春水と 行くを止むれば 流れ去る | 春水 | 春 | 解説ページへ |
🌻 夏の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 匙なめて 童たのしも 夏氷 | 夏氷 | 夏 | 解説ページへ |
| 夏つばめ 遠き没り日を 見つつゐる | 夏つばめ | 夏 | 解説ページへ |
| この町の 電車をかしや 山開 | 山開 | 夏 | 解説ページへ |
| 紅くして 黒き晩夏の 日が沈む | 晩夏 | 夏 | 解説ページへ |
| 歩を進めがたしや 天地夕焼けて | 夕焼 | 夏 | 解説ページへ |
🍁 秋の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 突き抜けて 天上の紺 曼珠沙華 | 曼珠沙華 | 秋 | 解説ページへ |
| 秋天の 下雀斑の こまやかに | 秋天 | 秋 | 解説ページへ |
| 秋の雲 天のたむろに 寄りあへる | 秋の雲 | 秋 | 解説ページへ |
| 踏切の 燈にあつまれる 秋の雨 | 秋の雨 | 秋 | 解説ページへ |
| 一輪の 花となりたる 揚花火 | 揚花火 | 秋 | 解説ページへ |
| 秋の雲 はてなき瑠璃の 天をゆく | 秋の雲 | 秋 | 解説ページへ |
| 秋の田の 只中石の 鳥居暮る | 秋の田 | 秋 | 解説ページへ |
| 秋風に 歯牙なき口の ひた泣ける | 秋風 | 秋 | 解説ページへ |
| 鶏頭の 矮醜なるに ちかづきゆく | 鶏頭 | 秋 | 解説ページへ |
| かりかりと 蟷螂蜂の 皃(かほ)を食む | 蟷螂 | 秋 | 解説ページへ |
❄ 冬の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 除夜の鐘 吾が身の奈落 より聞ゆ | 除夜の鐘 | 冬 | 解説ページへ |
| 海に出て 木枯らし帰る ところなし | 木枯らし | 冬 | 解説ページへ |
| おほわたへ 座うつりしたり 枯野星 | 枯野 | 冬 | 解説ページへ |
| 寒星の 天の中空 はなやかに | 寒星 | 冬 | 解説ページへ |
| 雪すべて やみて宙より 一二片 | 雪 | 冬 | 解説ページへ |
