正岡子規の俳句まとめ ― 生涯・作風・名句・俳句一覧 ―

正岡子規とは（プロフィール）

正岡子規（まさおか しき）は、明治時代に俳句・短歌の革新を進めた俳人・歌人です。写生を重んじ、「ありのままの自然や生活をそのまま詠む」ことを大切にしました。「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」など、日常の一場面を鮮やかに切り取った句で親しまれています。

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✔ 子規の魅力が凝縮された5句です。
それぞれの背景や味わいは、解説記事でゆっくりお楽しみください。

季節から子規の句を楽しむ

正岡子規の俳句一覧（俳句リスト）

※俳句ごとの季語と季節、解説ページへのリンクをまとめています。

🌸 春の句

俳句	季語	季	解説
雪残る　頂ひとつ　国境	雪残る	春	解説ページへ
故郷や　どちらを見ても　山笑ふ	山笑ふ	春	解説ページへ
若鮎の　二手になりて　上りけり	若鮎	春	解説ページへ
おそろしや　石垣崩す　猫の恋	猫の恋	春	解説ページへ
毎年よ　彼岸の入りに　寒いのは	彼岸入り	春	解説ページへ

🌻 夏の句

俳句	季語	季	解説
銀屏に　燃ゆるがごとき　牡丹哉	牡丹	夏	解説ページへ
紫陽花や　昨日の誠　今日の嘘	紫陽花	夏	解説ページへ
六月を　奇麗な風の　吹くことよ	六月	夏	解説ページへ
祇園会や　二階に顔の　うづたかき	祇園会	夏	解説ページへ
梅雨晴れや　ところどころに　蟻の道	梅雨晴れ	夏	解説ページへ
花ひとつ　折れて流るゝ　菖蒲かな	菖蒲	夏	解説ページへ

🍁 秋の句

俳句	季語	季	解説
八月や　楼下に満つる　汐の音	八月	秋	解説ページへ
赤蜻蛉　筑波に雲も　なかりけり	赤蜻蛉	秋	解説ページへ
秋もはや　日和しぐるる　飯時分	秋時雨	秋	解説ページへ
秋の蚊の　よろよろと来て　人を刺す	秋の蚊	秋	解説ページへ
柿食えば　鐘が鳴るなり　法隆寺	柿	秋	解説ページへ
風呂敷を　ほどけば柿の　ころげけり	柿	秋	解説ページへ
夕陽に　馬洗ひけり　秋の海	秋の海	秋	解説ページへ
冬を待つ　用意かしこし　四畳半	冬を待つ	秋	解説ページへ
鶏頭の　十四五本も　ありぬべし	鶏頭	秋	解説ページへ
その鐘を　われに撞かせよ　秋の暮	秋の暮	秋	解説ページへ

❄ 冬の句

俳句	季語	季	解説
冬ざれの　厨に赤き　蕪かな	冬ざれ	冬	解説ページへ
南天を　こぼさぬ霜の　静かさよ	霜	冬	解説ページへ
寒さうに　母の寝たまふ　蒲団かな	蒲団	冬	解説ページへ
上汐の　千住を超ゆる　千鳥かな	千鳥	冬	解説ページへ
桶踏んで　冬菜を洗ふ　女かな	冬菜	冬	解説ページへ
三日月を　相手にあるく　枯野哉	枯野	冬	解説ページへ
十二月　上野の北は　静かなり	十二月	冬	解説ページへ
水鳥の　すこしひろがる　日なみ哉	水鳥	冬	解説ページへ
雪よりも　時雨にもろし　冬牡丹	冬牡丹	冬	解説ページへ
白雪を　つんで小舟の　流れけり	白雪	冬	解説ページへ

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