水原秋桜子の俳句まとめ ― 生涯・作風・名句・俳句一覧 ―

水原秋桜子とは（プロフィール）

水原秋桜子（1892–1981）は、写生に情感を重ねる新傾向俳句の重要俳人。自然の光・色・時間の移ろいを端正に捉えつつ、叙情性と品格をゆるやかに重ねた句風で知られています。「ホトトギス」退会後、「馬酔木」を創刊し独自の美学を確立しました。

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✔秋桜子の魅力が凝縮された3句です。
それぞれの背景や味わいは、解説記事でゆっくりお楽しみください。

季節から秋桜子の句を楽しむ

水原秋桜子の俳句一覧（俳句リスト）

※俳句ごとの季語と季節、解説ページへのリンクをまとめています。

🌸 春の句

俳句	季語	季	解説
旅の夜の　茶のたのしさや　桜餅	桜餅	春	解説ページへ
夕東風や　海の船ゐる　隅田川	夕東風	春	解説ページへ
葛飾や　桃の籬も　水田べり	桃	春	解説ページへ
山桜　雪嶺天に　声もなし	山桜	春	解説ページへ
天わたる　日のあり雪解　しきりなる	雪解	春	解説ページへ

🌻 夏の句

俳句	季語	季	解説
麦秋の　中なるが悲し　聖廃墟	麦秋	夏	解説ページへ
七月の　望の宵とて　黍高し	七月	夏	解説ページへ
家ちかく　真菰の中の　杜若	杜若	夏	解説ページへ
白樺の　道なりければ　空涼し	涼し	夏	解説ページへ
姿見に　見ゆる風鈴　鳴りにけり	風鈴	夏	解説ページへ

🍁 秋の句

俳句	季語	季	解説
啄木鳥や　落葉をいそぐ　牧の木々	啄木鳥	秋	解説ページへ
はたはたの　羽音ひまなし　月待てば	はたはた	秋	解説ページへ
わがいのち　菊にむかひて　しづかなる	菊	秋	解説ページへ
雨ながら　朝日まばゆし　秋海棠	秋海棠	秋	解説ページへ
萩の風　何か急かるる　何ならむ	萩	秋	解説ページへ
秋雨や　河はしづかに　荒るる海	秋雨	秋	解説ページへ
駅頭の　雨瀧なせり　愛の羽根	赤い羽根	秋	解説ページへ
秋晴や　釣橋かかる　町の中	秋晴れ	秋	解説ページへ
秋耕や　富士をさへぎる　山もなく	秋耕	秋	解説ページへ
コスモスに　雨ありけらし　朝日影	秋桜	秋	解説ページへ

❄ 冬の句

俳句	季語	季	解説
山茶花の　暮れゆきすでに　月夜なる	山茶花	冬	解説ページへ
北風や　梢離れし　もつれ蔓	北風	冬	解説ページへ
寒苺　われにいくばくの　齢のこる	寒苺	冬	解説ページへ
むさしのの　空真青なる　落葉かな	落葉	冬	解説ページへ
冬菊や　まとふはおのが　ひかりのみ	冬菊	冬	解説ページへ

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