中村汀女の俳句まとめ ― 生涯・作風・名句・俳句一覧 ―
中村汀女とは(プロフィール)
中村汀女(なかむら ていじょ/1900–1988)は、家庭の日常や母としてのまなざしを細やかに詠んだ女性俳人です。季節の光や子どものしぐさをやさしくとらえ、静かな哀しみとあたたかさが同居する句風で多くの読者に愛されています。
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※ランキングは、当サイト内のアクセス数(直近データ)とことばあそびの詩唄での内部評価(わたぼうし調べ)をもとにしています。
🥇 第1位
たんぽぽや 日はいつまでも 大空に
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🥈 第2位
稲妻の ゆたかなる夜も 寝べきころ
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🥉 第3位
とどまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな
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✔汀女の魅力が凝縮された3句です。
それぞれの背景や味わいは、解説記事でゆっくりお楽しみください。
季節から汀女の句を楽しむ
🌸 春の句へ
春の句一覧
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胸にやわらぐ光、
芽吹きの気配をたどる季節。

🌻 夏の句へ
夏の句一覧
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強い陽ざしと
生命の鼓動が響く、躍動の季節。

🍁 秋の句へ
秋の句一覧
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静まる風に色づく日々、
深まりゆく情緒の季節。

❄ 冬の句へ
冬の句一覧
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澄んだ空気と
静けさに包まれる、深い余白の季節。

中村汀女の俳句一覧(季節別・当サイト掲載分)
※当ページでは「ことばあそびの詩唄」で掲載した中村汀女の俳句を、春・夏・秋・冬の季節順にまとめています。
🌸 春の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| たんぽぽや 日はいつまでも 大空に | たんぽぽ | 春 | 解説ページへ |
| 外にも出よ 触るるばかりに 春の月 | 春の月 | 春 | 解説ページへ |
| ときをりの 水のささやき 猫柳 | 猫柳 | 春 | 解説ページへ |
| 引いてやる 子の手のぬくき 朧かな | 朧 | 春 | 解説ページへ |
| 春寒や 出でては広く 門を掃き | 春寒 | 春 | 解説ページへ |
🌻 夏の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 早打ちや 花火の空は 艶まさり | 花火 | 夏 | 解説ページへ |
| 風鈴の もつるるほどに 涼しけれ | 風鈴 | 夏 | 解説ページへ |
| 短夜の ほそめほそめし 灯のもとに | 短夜 | 夏 | 解説ページへ |
| 梅干して 人は日陰に 隠れけり | 梅干し | 夏 | 解説ページへ |
| おはぐろや 旅人めきて 憩らへば | おはぐろ | 夏 | 解説ページへ |
🍁 秋の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 稲妻の ゆたかなる夜も 寝べきころ | 稲妻 | 秋 | 解説ページへ |
| 銀杏が 落ちたる後の 風の音 | 銀杏 | 秋 | 解説ページへ |
| とどまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな | 蜻蛉 | 秋 | 解説ページへ |
| あはれ子の 夜寒の床の 引けば寄る | 夜寒 | 秋 | 解説ページへ |
| 夜霧とも 木犀の香の 行方とも | 木犀 | 秋 | 解説ページへ |
| 泣きし子の 頬の光りや とぶ蜻蛉 | 蜻蛉 | 秋 | 解説ページへ |
| 蜩に 家より早き 夕餉かな | ひぐらし | 秋 | 解説ページへ |
| 烈日の 美しかりし 桔梗かな | 桔梗 | 秋 | 解説ページへ |
| 四方より 馳せくる畦の 曼珠沙華 | 曼珠沙華 | 秋 | 解説ページへ |
| コスモスの 広きみだれに 夜のとばり | コスモス | 秋 | 解説ページへ |
❄ 冬の句
| 俳句 | 季語 | 季 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 咳をする 母を見上げて ゐる子かな | 咳をする | 冬 | 解説ページへ |
| 橋に聞く ながき汽笛や 冬の霧 | 冬の霧 | 冬 | 解説ページへ |
| 部屋のこと すべて鏡に シクラメン | シクラメン | 冬 | 解説ページへ |
| 寒鴉 ついばみながら かあと鳴く | 寒鴉 | 冬 | 解説ページへ |
| 次の子も 屠蘇を綺麗に 干すことよ | 屠蘇 | 冬 | 解説ページへ |
