与謝野鉄幹の短歌まとめ ― 生涯・作風・名歌・短歌一覧 ―
与謝野鉄幹とは(プロフィール)
与謝野鉄幹(よさの てっかん/1873–1935)は、明治〜大正期の短歌革新を支えた歌人です。情熱や理想を、花・光・風など鮮やかな自然の景色に重ねて詠み、言葉に強い推進力があります。
抒情の熱と、色彩のきらめきが同時に立ち上がる作品を多く残されました。
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短歌の最新記事ベスト3
短歌の人気記事ベスト3
サイト運営者が選ぶベスト3(わたぼうし選)
ここでは、「ことばあそびの詩唄」で紹介してきた鉄幹の短歌の中から、わたぼうし&末吉コンビが選んだお気に入りベスト3をご紹介します。
🥇 第1位
秋かぜに ふさはしき名を まゐらせむ
そぞろ心の 乱れ髪の君
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秋風にふさわしい名をあなたに捧げたい。ふと乱れる心のままの、乱れ髪の君。

風の冷えと恋の熱が同居。『乱れ髪』が心の揺れを一瞬で写す。

静かな季節ほど、気持ちの乱れが際立つ…その切なさがきれい。
🥈 第2位
いだかれて 見たる御国の 名は秘めむ
星紅かりき 百合白かりき
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抱かれて見た“あの国”の名は胸に秘めよう。星は紅く、百合は白かった。

色だけで記憶が立ち上がる。紅と白の対比が“秘める”を強める。

言わないからこそ守れる思いがある…そう感じさせてくれる。
🥉 第3位
琴のあたり しら菊ひと枝 いけて見れば
わびしくもあらず わが四畳半
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琴のそばに白菊を一枝いけると、四畳半の部屋も侘しくはない。

小さな手入れで、暮らしが“住める心”に変わる。余白が美しい。

大きく変えなくても、少し整えるだけで心がほどける感じが好き。
季節から読む与謝野鉄幹の短歌
🌸 春の短歌へ
春の短歌一覧
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胸にやわらぐ光、
芽吹きの気配をたどる季節。

🌻 夏の短歌へ
夏の短歌一覧
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強い陽ざしと
生命の鼓動が響く、躍動の季節。

🍁 秋の短歌へ
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静まる風に色づく日々、
深まりゆく情緒の季節。

❄ 冬の短歌へ
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澄んだ空気と
静けさに包まれる、深い余白の季節。

与謝野鉄幹の短歌一覧(季節別・当サイト掲載分)
※当ページでは「ことばあそびの詩唄」で紹介した与謝野鉄幹の短歌を、 春・夏・秋・冬・無季の順にまとめています。
🌸 春の短歌
| 短歌 | 季節 | 解説 |
|---|---|---|
| われにそひて 紅梅さける 京の山に あしたおりつ 神うつくしき | 春 | 解説ページへ |
| 白き羽の 鶴のひとむら 先づ過ぎぬ 梅に夜ゆく 神のおはすよ | 春 | 解説ページへ |
| うしろより きぬきせまつる 春の宵 そぞろや髪の 乱れて落ぬ | 春 | 解説ページへ |
| その花よ 清きにもろき すくせありて ふと夕ぐれの 小雨にちりぬ | 春 | 解説ページへ |
| 春をわれ しら梅の花に 恨あり などか風情の 君に及ばぬ | 春 | 解説ページへ |
🌻 夏の短歌
| 短歌 | 季節 | 解説 |
|---|---|---|
| いだかれて 見たる御国の 名は秘めむ 星紅かりき 百合白かりき | 夏 | 解説ページへ |
| 蓮しろき おばしま近く 師にはべり うすき月夜を 歌乞ひまつる | 夏 | 解説ページへ |
| 笛吹くに 吹くにいつしか 百合多き この国さては 海いくつ越えし | 夏 | 解説ページへ |
| まどかなる 光明負ひます まぼろしや 牡丹ゆすれて 闇白うなりぬ | 夏 | 解説ページへ |
| 人ふたり ましろきつばさ 生ふと見し 百合の園生の 夢なつかしき | 夏 | 解説ページへ |
🍁 秋の短歌
| 短歌 | 季節 | 解説 |
|---|---|---|
| 秋かぜに ふさはしき名を まゐらせむ そぞろ心の 乱れ髪の君 | 秋 | 解説ページへ |
| もみぢ葉を 誰の血潮と いひさして 古井の水を うかがひし人 | 秋 | 解説ページへ |
| われひそかに 栄ある花と たのみしも 芙蓉はもろし 水にくだけぬ | 秋 | 解説ページへ |
| 琴のあたり しら菊ひと枝 いけて見れば わびしくもあらず わが四畳半 | 秋 | 解説ページへ |
| 同宿に 窪田通治の 歌をめでて 泣く人みたり 浪速江の秋 | 秋 | 解説ページへ |
❄ 冬の短歌
| 短歌 | 季節 | 解説 |
|---|---|---|
| 君によりて 初めて聞きぬ 石狩に 熊のむれ見し 木がらしの歌 | 冬 | 解説ページへ |
| をとうとの 雪のうさぎに まなこつくと 南天とりし 岡崎の庭 | 冬 | 解説ページへ |
| かへるさの 百二十里は 寒かりき 箱根の雪の うれのみか君 | 冬 | 解説ページへ |
| 京の子は 舞のころもを 我にきせぬ 北山おろし 雪になる朝 | 冬 | 解説ページへ |
| あな寒むと たださりげなく 云ひさして 我を見ざりし 乱れ髪の君 | 冬 | 解説ページへ |
