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水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!

水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「コスモスに 雨ありけらし 朝日影」この俳句をイメージした画像 俳句

水原秋桜子の秋の俳句で

秋の訪れを感じてみませんか?

水原秋桜子は、

大正から昭和にかけて活躍した俳人で、

自然の姿を写実的にとらえる作風

知られています。

末吉
末吉

本記事では、秋雨や秋晴れ、富士やコスモスなどを題材にした秋の代表句5選を、初心者にもわかりやすく解説します。

前回の記事はこちらから!

前回は、水原秋桜子が詠んだ夏の俳句をご紹介しました。
聖廃墟や白樺の道、風鈴の音など、季節の情景を鮮やかに切り取った名句をぜひこちらからご覧ください。

👉 水原秋桜子の夏の俳句5選 – 代表作をわかりやすく解説!

秋を詠んだ水原秋桜子とは?

水原秋桜子 – Wikipediaみずはら しゅうおうし)は、

大正から昭和にかけて活躍した俳人です。

医師として働きながら俳句の道を歩みました。

秋の句では、菊や萩、月や風といった

自然を繊細に描き、心の静けさや余韻を

大切にしました。

末吉
末吉

またその作風は、身近な景色を鮮やかに切り取りながら、読む人の心にやさしく響きます。

わたぼうし
わたぼうし

そして写生を重んじながら情緒豊かな表現を加えた点が特色で、今も多くの人に親しまれています。

水原秋桜子の秋の俳句5選

末吉
末吉

「意味」はわたぼうしの意訳なので、解釈の仕方は参考程度に読んでね!

『秋雨や 河はしづかに 荒るる海』

水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「秋雨や 河はしづかに 荒るる海」この俳句をイメージした画像
水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「秋雨や 河はしづかに 荒るる海」この俳句を記載した画像

秋雨や 河はしづかに 荒るる海

読み方:あきさめや かわはしずかに あるるうみ

季語:秋雨(あきさめ)

句意:この句では、秋雨に包まれた河の静けさと、荒れる海の対比を通して、自然の力強さと陰影を詠んでいます。

末吉
末吉

つまりこの俳句は、しとしとと降る秋雨の中、河は静かに流れながら、その先の海は荒れている様子を描いています。

わたぼうし
わたぼうし

また静と動の対比が鮮やかで、自然の奥深さや陰影が際立つ一句です。

秋桜子は、写実を重んじながら、風景に潜むドラマ性を巧みに表現しました。

『駅頭の 雨瀧なせり 愛の羽根』

水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「駅頭の 雨瀧なせり 愛の羽根」この俳句をイメージした画像
水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「駅頭の 雨瀧なせり 愛の羽根」この俳句を記載した画像

駅頭の 雨瀧なせり 愛の羽根

読み方:えきとうの あめたきなせり あいのはね

季語:赤い羽根(あかいはね)

句意:この句では、駅前で雨が瀧のように降り注ぎ、その中に赤い羽根募金の羽根が濡れて舞う光景を詠んでいます。

末吉
末吉

つまりこの俳句は、駅頭に激しく降る雨が瀧のように流れ落ち、募金活動で配られる赤い羽根が濡れながら散っている光景を描きます。

わたぼうし
わたぼうし

また自然の雨の激しさと、人の営みの象徴である赤い羽根の対比が際立っています。

秋桜子は、日常の一場面を通して、都市の現実と人情の温もりを同時に浮かび上がらせました。

『秋晴や 釣橋かかる 町の中』

水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「秋晴や 釣橋かかる 町の中」この俳句をイメージした画像
水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「秋晴や 釣橋かかる 町の中」この俳句を記載した画像

秋晴や 釣橋かかる 町の中

読み方:あきばれや つりばしかかる まちのなか

季語:秋晴れ(あきばれ)

句意:この句では、澄みわたる秋晴れの空の下、町の中に釣橋がかかる光景を、清々しい明るさとして詠んでいます。

末吉
末吉

つまりこの俳句は、澄みきった秋晴れの空の下、町の中に釣橋が架かる光景を描いています。

わたぼうし
わたぼうし

また都市的な場面でありながら、秋の明るさと清々しさが景色を際立たせています。

秋桜子は、自然と人間の生活空間を結びつけ、季節の爽快感と風景の調和を端的に表現しました。

『秋耕や 富士をさへぎる 山もなく』

水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「秋耕や 富士をさへぎる 山もなく」この俳句をイメージした画像
水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「秋耕や 富士をさへぎる 山もなく」この俳句を記載した画像

秋耕や 富士をさへぎる 山もなく

読み方:しゅうこうや ふじをさえぎる やまもなく

季語:秋耕(しゅうこう)

句意:この句では、秋耕に励む農夫の前に、雄大な富士が遮るものなく広がる景色を描き、自然と人の営みの調和を詠んでいます。

末吉
末吉

つまりこの俳句は、秋耕に励む農夫の視界に、富士山がどこまでも大きく広がる情景を描いています。

わたぼうし
わたぼうし

また遮るもののない雄大な富士の姿は、自然の壮大さを象徴し、農作業の営みと調和しています。

秋桜子は、働く人と雄大な自然の取り合わせから、秋の力強い生命感を鮮明に表現しました。

『コスモスに 雨ありけらし 朝日影』

水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「コスモスに 雨ありけらし 朝日影」この俳句をイメージした画像
水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!「コスモスに 雨ありけらし 朝日影」この俳句を記載した画像

コスモスに 雨ありけらし 朝日影

読み方:こすもすに あめありけらし あさひかげ

季語:秋桜(こすもす)

句意:この句では、コスモスの花に残る朝日を浴びた雨のしずくを見て、雨上がりの清らかさと秋の朝の輝きを詠んでいます。

末吉
末吉

つまりこの俳句は、コスモスの花びらに朝日が差し、雨上がりのしずくが光る情景を描いています。

わたぼうし
わたぼうし

また夜の雨の名残を朝の光が照らすことで、秋の清澄な空気感と花の儚い美しさが強調されます。

秋桜子は、自然の一瞬を鋭くとらえ、雨と光が織りなす詩的な瞬間を鮮明に表現しました。

水原秋桜子の俳句ちょっとむずかしいクイズ

クイズ:秋桜子は俳句のほかに、どんな職業についていたでしょう?

  1. 医師
  2. 教師
  3. 画家

水原秋桜子の秋の俳句5選まとめ

水原秋桜子は、

自然の美と人の感情を重ね合わせる表現

知られる俳人です。

また秋の俳句には、

菊や萩、秋風や月などの情景を

鮮やかに描きながら、

心の静けさや余韻を伝える力があります。

末吉
末吉

この記事「水原秋桜子の秋の俳句5選-代表作をわかりやすく解説!」では、秋桜子の秋の俳句を5つ厳選し、初心者の方にもわかりやすく解説しました。

わたぼうし
わたぼうし

素朴でわかりやすく、それでいて奥深い魅力が、今も多くの人に親しまれています。

クイズの答え:1.医師

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