俵万智さんの短歌を
一緒に触れてみませんか?
身近な情景や感情をやさしい言葉で
表現する俵万智さんの有名な短歌は、
初心者にも親しみやすい魅力があります。

本記事では、初心者でも楽しめる俵万智さんの有名な短歌をイラストと共に5つ厳選して紹介します。

そして短歌を通じて、日常の中に隠れた心の温かさや豊かさを一緒に感じてみましょう!
俵万智とは?
俵万智 – Wikipedia(たわらまち)さんは、
現代を代表する短歌の歌人です。
また1987年に発表した
歌集『サラダ記念日』が大ヒットし、
短歌の世界に新風を吹き込みました。
そして彼女の短歌は、日常の出来事や
感情をシンプルな言葉で表現しており、
誰でも親しみやすいのが特徴です。

特に身近な言葉で心の豊かさを伝える彼女の作品は、初心者にもおすすめです。
イラストでシンプルに楽しむ俵万智の有名な短歌5選

「意味」はわたぼうしの意訳なので、解釈の仕方は参考程度に読んでね!
『今日までに私がついた噓なんてどうでもいいよというような海』


今日までに私がついた噓なんてどうでもいいよというような海
読み方:きょうまでに わたしがついた うそなんて どうでもいいよ というようなうみ
出典:サラダ記念日
句意:この短歌では、広大で包容力のある海に、自己の過去を受け入れる姿勢を重ねています。

つまり「今日までに私がついた噓」は、失敗や弱さを含む自己を象徴し、それを「どうでもいい」と許容する海のような大らかさが感じられます。
この短歌は、自己受容と自然の癒しの力を詩的に表現した一首です。
『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』


「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
読み方:さむいねと はなしかければ さむいねと こたえるひとの いるあたたかさ
出典:サラダ記念日
句意:この短歌では、寒さの中で交わされる何気ない会話に心の温かさを見出しています。

つまり「寒いね」と言葉を交わせる存在がいることが、人の孤独を癒し、つながりの大切さを感じさせます。
この短歌は、シンプルな表現の中に、優しさと共感が詰まった一首です。
『いつもより一分早く駅に着く一分君のこと考える』


いつもより一分早く駅に着く一分君のこと考える
読み方:いつもより いっぷんはやく えきにつく いっぷんきみの ことかんがえる
出典:サラダ記念日
句意:この短歌では、日常の何気ない時間に心を向ける様子を描いています。

つまり普段より一分早く駅に着いたという些細な出来事が、好きな人を思い浮かべるきっかけとなり、その時間の特別さを感じさせます。
この短歌は、短い時間の中に詰まった深い感情を表現した一首です。
『この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日』


この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日
読み方:このあじが いいねときみが いったから しちがつむいかは サラダきねんび
出典:サラダ記念日
句意:この短歌では、日常の何気ない会話や出来事を特別な記念日に変える力を詠んでいます。

つまり「サラダ記念日」というユーモアと親しみやすさの中に、相手の言葉が心に深く刻まれる瞬間の温かさが感じられます。
この短歌は、日常の中に幸せを見出す喜びを表現した一首です。
『なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き』


なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き
読み方:なんでもない かいわなんでもない えがおなんでもないから ふるさとがすき
出典:サラダ記念日
句意:この短歌では、何気ない日常の中にあるふるさとの温かさを詠んでいます。

「なんでもない」という繰り返しが、特別ではないからこそ心地よい故郷の魅力を強調します。
この短歌では、平凡さの中に安らぎや愛情を感じられます。
俵万智のちょっとむずかしいクイズ
クイズ:俵万智さんが短歌で描くことが多いテーマは何でしょう?
- 自然の美しさ
- 日常の出来事や感情
- 歴史的な出来事

解答はまとめの最後にあります!
まとめ
俵万智さんの短歌は、
日常の何気ない出来事や
感情をやさしい言葉で表現し、
多くの人に親しまれています。

「イラストでシンプルに楽しむ俵万智さんの有名な短歌」では、短歌を通じて、日常の中に隠れた豊かさや心の温かさを感じていただけたらうれしいです。

初心者でも楽しめる俵万智さんの世界を、ぜひ味わってみてください!
クイズの答え:2. 日常の出来事や感情