イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「うす雪や 梅をかざせば 羽子板の 鷺娘より なまめかしけれ」この短歌をイメージした画像 与謝野晶子

与謝野晶子の美しい短歌に

触れてみませんか?

前回ご紹介した

『イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.1』に続き、

第2弾としてさらに魅力的な短歌をお届けします。

紫式部
紫式部

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2では、初心者でも楽しめる与謝野晶子の有名な短歌をイラストと共に5つ厳選して紹介します。

わたぼうし生徒
わたぼうし生徒

短歌の世界を通じて、自然や心の美しさを感じてみませんか?

与謝野晶子とは?

与謝野晶子 – Wikipedia(よさの あきこ)は、

日本を代表する女性歌人で、

繊細で美しい短歌を多く詠みました。

また恋愛や自然、日常を題材にした作品が特徴で、

深い感情を込めた表現が多くの人々を魅了しています。

紫式部
紫式部

そして彼女の短歌は初心者にも親しみやすく、現代でも多くのファンに愛されています。

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2

末吉
末吉

「意味」はわたぼうしの意訳なので、解釈の仕方は参考程度に読んでね!

『傘さして 去にたる人を にくみけり その雪の傘 うつくしきため』

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「傘さして 去にたる人を にくみけり その雪の傘 うつくしきため」この短歌をイメージした画像
イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「傘さして 去にたる人を にくみけり その雪の傘 うつくしきため」この短歌を記載した画像

傘さして 去にたる人を にくみけり その雪の傘 うつくしきため

読み方:かささして いにたるひとを にくみけり そのゆきのかさ うつくしきため

出典:舞ごろも

句意:傘を差して去っていく人を憎むが、その雪の傘が美しすぎるせいで、感情がより揺さぶられる。

紫式部
紫式部

この短歌では、雪の中去っていく人への憎しみと、その人が差す傘の美しさとの間にある複雑な感情を描いています。

わたぼうし生徒
わたぼうし生徒

また雪の傘の美しさが、別れの切なさを際立たせ、愛と憎しみが交錯する心情が繊細に表現されています。

この短歌は、短歌全体から深い情感が伝わる一首です。

『霜ばしら 冬は神さへ のろはれぬ 日ごと折らるる しろがねの櫛』

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「霜ばしら 冬は神さへ のろはれぬ 日ごと折らるる しろがねの櫛」この短歌をイメージした画像
イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「霜ばしら 冬は神さへ のろはれぬ 日ごと折らるる しろがねの櫛」この短歌を記載した画像

霜ばしら 冬は神さへ のろはれぬ 日ごと折らるる しろがねの櫛

読み方:しもばしら ふゆはかみさえ のろはれぬ ひごとおらるる しろがねのくし

出典:恋衣

句意:霜柱が立つ冬、神さえ呪いたくなる厳しさの中で、日々折れていく白銀の櫛が儚さを象徴する。

紫式部
紫式部

この短歌では、冬の厳しさと繊細な美しさを詠んでいます。

わたぼうし生徒
わたぼうし生徒

また「霜ばしら」と「しろがねの櫛」という儚いイメージが、日常に潜む過酷さや悲しみを象徴しています。

この短歌は、神さえも呪うような厳冬の情景と、繊細な感性が調和した一首です。

『冬の夜も うすくれなゐの 紙のはし 散れる灯かげは 心ときめく』

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「冬の夜も うすくれなゐの 紙のはし 散れる灯かげは 心ときめく」この短歌をイメージした画像
イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「冬の夜も うすくれなゐの 紙のはし 散れる灯かげは 心ときめく」この短歌を記載した画像

冬の夜も うすくれなゐの 紙のはし 散れる灯かげは 心ときめく

読み方:ふゆのよも うすくれないの かみのはし ちれるほかげは こころときめく

出典:春泥集

句意:冬の夜、薄紅色の紙の端に揺れる灯火の影。またそのささやかな美しさに心がときめく。

紫式部
紫式部

この短歌では、冬の静寂の中にある微かな灯火の美しさを詠んでいます。

わたぼうし生徒
わたぼうし生徒

また「うすくれなゐの紙のはし」という繊細な描写が、日常の中に潜む小さな喜びや感動を際立たせます。

この短歌は、灯影に心ときめく様子が、冬の夜を温かく幻想的に彩る一首です。

『北国の 雪のやうなり 野あかりに 残月ありぬ すずしろの花』

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「北国の 雪のやうなり 野あかりに 残月ありぬ すずしろの花」この短歌をイメージした画像
イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「北国の 雪のやうなり 野あかりに 残月ありぬ すずしろの花」この短歌を記載した画像

北国の 雪のやうなり 野あかりに 残月ありぬ すずしろの花

読み方:きたぐにの ゆきのようなり のあかりに ざんげつありぬ すずしろのはな

出典:夢之華

句意:北国の雪のような風景に野灯りが揺れ、残月が浮かぶ中、清らかなすずしろの花が咲いている。

紫式部
紫式部

この短歌では、北国の雪景色を繊細に描きます。

わたぼうし生徒
わたぼうし生徒

また「野あかり」と「残月」という光の描写が幻想的な雰囲気を生み、「すずしろの花」の清らかさが静けさを際立たせます。

この短歌は、冬の寂寥感と自然の美しさを調和させた、静謐で心に響く一首です。

『うす雪や 梅をかざせば 羽子板の 鷺娘より なまめかしけれ』

イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「うす雪や 梅をかざせば 羽子板の 鷺娘より なまめかしけれ」この短歌をイメージした画像
イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2「うす雪や 梅をかざせば 羽子板の 鷺娘より なまめかしけれ」この短歌を記載した画像

うす雪や 梅をかざせば 羽子板の 鷺娘より なまめかしけれ

読み方:うすゆきや うめをかざせば はごいたの さぎむすめより なまめかしけれ

出典:春泥集

句意:薄雪の中、梅を飾る姿は、羽子板の鷺娘よりも艶やかで生き生きとした美しさを感じさせる。

紫式部
紫式部

この短歌では、薄雪に梅を飾る情景を、日本の伝統美と重ねています。

わたぼうし生徒
わたぼうし生徒

また「羽子板の鷺娘」を引き合いに出し、自然の中に宿る美しさが伝統芸能を超えてなまめかしいと感じる心情を詠んでいます。

この短歌は、自然と文化の調和が優雅に描かれた一首です。

与謝野晶子のちょっとむずかしいクイズ

クイズ:与謝野晶子が短歌を詠む際によく題材にしたテーマは何でしょう?

  1. 恋愛
  2. 戦争
  3. 旅行
末吉
末吉

解答はまとめの最後にあります!

まとめ

与謝野晶子の短歌は、

美しい情景と感情が繊細に描かれ、

多くの人を魅了しています。

本記事では、前回のvol.1に続き、

彼女の有名な短歌をイラスト付きで

ご紹介しました。

末吉
末吉

「イラストでシンプルに楽しむ与謝野晶子の有名な短歌5選vol.2」では、初心者の方でも楽しみやすく、短歌の奥深さや日本の美しさを感じられる内容です。

わたぼうし
わたぼうし

与謝野晶子の世界に触れ、短歌の魅力をもっと広げてみてください!

クイズの答え:1.恋愛 

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